使用済みのワクチン注射器を別の人に使用 郡山市の医療機関
郡山市は、市内の医療機関で行われた新型コロナウイルスのワクチン接種で、使用済みの空の注射器を別の市民に使うミスがあったと発表しました。
郡山市によりますと、20日、市内の医療機関で新型コロナウイルスのワクチン接種を行った際、担当看護師が誤って使用済みの空の注射器を20代の女性の腕に刺しました。
接種は、ワクチンを置いたトレイを共用する形で看護師2人で行っていましたが、このうち1人が使用後すぐ廃棄すべき注射器を再びキャップをしてトレイに置いたため、もう1人が気づかずに使ってしまったということです。
すぐ間違いに気づき、その場で医師が謝罪して、肝炎やHIVなどの感染症にかかっていないか検査を行っているということです。
郡山市で起きた新型コロナワクチンの接種ミスは、今年度だけで17件目です。
使用済みの注射器をすぐ廃棄しなかったことに加え、接種の際注射器にワクチンが充填されていることを確認しないミスも重なったということで、郡山市は市内の医療機関に文書で注意喚起しました。