日本駐在の各国外交官が先進的な水素製造施設視察 浪江町

ロシアのウクライナ侵攻でエネルギー危機が深刻化する中、日本に駐在する各国の外交官たちが福島県を訪れ、再生可能エネルギーを活用して水素を製造する先進的な取り組みの様子を視察しました。

この視察は、ウクライナ侵攻でエネルギー危機が深刻化し、再生可能エネルギーの重要性が高まる中、原発事故のあと、再生可能エネルギーの研究開発の拠点となっている福島県の取り組みを紹介しようと外務省が企画しました。

7日は、日本に駐在するウクライナやアメリカなどの外交官8人がおととし浪江町に完成した世界最大級の水素製造施設、「福島水素エネルギー研究フィールド」を視察しました。

この中で、町の担当者は▽町の地下水と施設に備えられた太陽光パネルで生み出した電気で水素を製造していることや、▽水素は町内の移動販売車の燃料や、道の駅などで活用されていることなどを説明しました。

外交官たちは熱心に質問したり、写真を撮ったりして見学していました。

在日ウクライナ大使館のデニス・ヤコヴェンコ一等書記官は「ヨーロッパでも水素は将来のエネルギー源となりうる。エネルギーの未来を考えるうえで重要な施設だ」と話していました。

外務省の菊地信之資源安全保障室長は「視察をきっかけに再生可能エネルギー分野での各国との協力を広げていきたい」と話していました。