学生などが開発 新たなご当地グルメ「會津おでん」

新型コロナウイルスの感染拡大で観光客数が落ち込む会津地方の新たなご当地グルメとして、大学生などが地元産の食材を生かしたおでんを開発し、飲食店で提供が始まることになりました。

「會津おでん」と名付けられたあらたなご当地グルメは、地域産業の活性化策を学ぶ仙台市の宮城学院女子大学の学生や、会津若松市の郷土料理店などがレシピを開発し、このほど、お披露目会を開きました。

会津若松市の郷土料理店の会場には、地元の飲食業や観光業の関係者などが集まり、レシピの考案を中心になって行った学生たちが、大学からウェブ会議システムを使って特徴などを解説しました。

このおでんには、いずれも地元産で、会津地方の郷土料理の「こづゆ」に使われるわらびやキクラゲなどを油揚げに詰めたきんちゃくや、柳津町の名物の「あわまんじゅうを」イメージして黄色く着色したあわともち米で作ったまんじゅうなど、オリジナルの10種類の具があります。

「會津おでん」は、今月26日から開発に関わった会津若松市の郷土料理店で提供が始まり、関係者は、今後、提供する店を増やしていきたいとしています。

お披露目会に参加し、試食をした地元の食育活動の団体の60代の女性は「あわまんじゅうの具があって驚きました。会津全体に広まっていくと良いと思います」と話していました。