JR只見線 全線運転再開へ只見町と金山町で祝賀ムード高まる

11年前の豪雨で被災し一部区間が不通となっているJR只見線の全線運転再開が2日後に迫り、只見町と金山町では祝賀ムードが高まっています。

27キロ余りの不通区間の西側にある只見駅の周辺では、11年ぶりに鉄路がつながる喜びを表現しようと、あちこちに「祝・おかえり只見線」などと書かれた垂れ幕がおよそ60枚掲げられています。

ことし3月、只見高校がセンバツ高校野球に出場した際に、垂れ幕を掲げて応援の気持ちを表す動きが広がったことから、あの時垂れ幕を作った会社に町が似たデザインのものを注文し希望者に配ったということです。

垂れ幕制作を請け負った目黒邦友さんは「只見線の全線再開で甲子園出場の時のように盛り上がっていて、ワクワクします」と話していました。

また、不通区間の東側にある金山町の会津川口駅も、全線運転再開を間近に控え活気に沸いています。

駅構内の観光案内所では、只見線の駅名などが書かれたオリジナルのマフラータオルやTシャツが販売されているほか、29日から、奥会津を盛り上げるプロジェクトに参加している会津短期大学の学生などがデザインした起き上がりこぼしの展示も始まりました。

金山町観光情報センターの目黒夏海さんは「10月1日全線運転再開が決まってから土日に訪れる人が増えましたが、1か月くらい前からは平日にも大勢来るようになり、売店のグッズの売り上げも伸びています」と話していました。

千葉県から観光で訪れた鉄道会社勤務の50代の男性は、「再開後は混雑しグッズが売り切れてしまいそうなので、今のうちにと思って休みを取って来ました。『おかえり只見線。』と書かれたのぼりがたくさん立っていて、こうした地元の熱意があって再開するんだなと感じました」と話していました。