郡山市の認定こども園 送迎バス降車時に園児取り違え

福島県郡山市の認定こども園が、今月5日に帰宅する園児をバスで送った際、職員が誤って園児1人を1つ手前の家で降ろし、よその家庭の保護者に引き渡していたことがわかりました。
次の家に着いた際に取り違えられた園児の保護者の指摘でミスに気づき、けがなどはありませんでしたが、市は大きな事故につながりかねないミスだとして、改善を指導したうえで事案を公表しました。

郡山市によりますと、今月5日午後、市内の認定こども園が園児12人をバスに乗せて順次保護者のもとに送り届けていたところ、誤って、最後に降りる予定の3歳の園児1人を1つ手前の家で降ろし、別の保護者に引き渡しました。

送り先は自宅ではなく祖母の家で、引き渡された祖母も取り違えに気づかず、およそ5分後に次の家で最後の1人を降ろした際に取り違えられた園児の保護者からの指摘でミスに気づいたということで、すぐに2人の園児を正しい保護者に引き渡し、2人にけがなどはありませんでした。

バスには、運転担当の60代の男性職員と、交代で送り迎えを担当している20代の女性職員が乗っていました。

女性職員は、誤って降ろした園児が送迎バスを利用し始めて1週間しかたっておらず、顔を十分認識できていなかったうえ、マニュアルに沿って名前を呼んだところ園児が降りてきたことなどから、そのまま引き渡してしまったと説明しているということです。

同じ日に静岡県で起きた園児の死亡事故を機に送迎バスの運行状況を調査していたところ、園からこうした事案があったと報告があったということで、郡山市は、大きな事故につながりかねないミスだとして、改善を指導したうえで園の名称を伏せて公表しました。

郡山市保育課は、「写真付きの名簿の作成やマニュアルの見直しなど再発防止策をとるとともに、同じようなミスが起こり得るという前提で市内の保育施設などに安全管理の徹底を周知する」としています。