大熊町 義務教育学校 町内で他施設を間借りし来年春に再開へ

大熊町が来年春に会津若松市から町内に移す予定で、校舎の完成が間に合わないことが明らかになった義務教育学校について、町は、完成予定の夏まで町内のほかの施設を間借りする形で、当初の計画どおり来年春に町内で学校を再開させることを決めました。

大熊町の義務教育学校「学び舎ゆめの森」は、ことし4月に避難先の会津若松市で開校し、震災と原発事故から12年となる来年春に町内に移す予定ですが、資材の納入遅れで校舎の完成が間に合わないことがことし6月に明らかになっています。

町は、正式な校舎の代わりとなる仮設校舎の建設を検討し、1億2000万円の予算案を7月の臨時議会に提出しましたが認められなかったため、完成予定の夏まで町内のほかの施設を間借りする形で、当初の計画どおり来年春に町内で学校を再開させることを決めました。

仮の校舎として間借りするのは、町役場の多目的ホールと交流施設「linkる大熊」住民福祉センターの3か所で、職員室は住民福祉センターのそばにプレハブの建物を建てて使用するということです。

大熊町の吉田淳町長は「学校と一緒に帰還を考えている家庭もあるので早急に対応を決める必要があり、既存施設を利用する。不便をかけるが夏にまでには必ず校舎が完成するよう取り組む」と話しています。