磐越西線 橋脚が増水の影響を受けて傾き橋崩落したか

先週の記録的な大雨の影響でJR磐越西線の橋が崩落した福島県喜多方市の現場を河川工学の専門家が調べた結果、10基の橋脚のうち他の橋脚より低い所に設置された1基が増水の影響をより強く受けて傾いたため崩落したと見られることがわかりました。

JR磐越西線は、先週の記録的な大雨の影響で、喜多方市内の川にかかる全長およそ250メートルの橋の一部が崩落し、一部区間が不通となってバスによる代行輸送が行われています。

河川工学が専門の福島大学の川越清樹教授は、橋の崩落現場で水が流れている範囲や河原の草が倒れている向きなどを調べ、大雨で増水した当時の状況を推定しました。

川の流れは水深が深いところほど速くなることから、川越教授は、10基の橋脚のうち唯一川の流れの中に設置されていた1基が大雨による増水の影響をより強く受け、根本から大きく傾いた結果、その上の橋げたが壊れて崩落したと見ています。

川越教授は、「大雨で川が増水し橋が落ちる例は全国で起きているが、流木が主な原因で、川底の地形が原因になったケースはまれだ」と話していました。

そのうえで川越教授は、コストや優先順位を考慮しつつ、流れが均一になるよう川底を削ったり、橋脚の強度を上げたりする対策を進める必要があると指摘しました。