福島県内 土砂災害・低い土地の浸水・川の氾濫などに厳重警戒

福島県は、前線の影響で大雨となっていて、気象台は、土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

喜多方市によりますと、この大雨の影響で、市内の川にかかっているJR磐越西線の橋の一部が崩落する被害が出ています。

日本海から東に伸びる前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、県内は大気の状態が不安定となっていて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となるところがあります。

気象庁によりますと、西会津町付近では、レーダーによる解析で午前5時20分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、気象庁は災害が発生する危険が迫っているとして、「記録的短時間大雨情報」を発表しました。

降り始めから4日午前8時までに降った雨の量は、北塩原村桧原で314.5ミリ、福島市鷲倉で313ミリ、喜多方市で276ミリ、などとなっています。

この雨の影響で、喜多方市によりますと、舞台田地区にある阿賀川の支流の濁川にかかっているJR磐越西線の橋の一部が崩落したということです。

現場は、JR喜多方駅の西およそ1キロの住宅や農地が広がっている地域で、JRや市が現場の確認にあたっています。

JR磐越西線は、郡山駅と野沢駅の間の上下線で始発から運転を見合わせていました。

新潟県側の一部区間も午前7時頃から運転を見合わせています。

また、西会津町によりますと、奥川地区で複数の住宅が床下まで水につかったという情報が寄せられているほか、複数の場所で土砂崩れが発生し崩れた土砂が道路をふさいでいるという情報が寄せられているということです。

消防によりますと、喜多方市では、塩川町、豊川町、関柴町など市内各地から「住宅に水が入ってきた」などの情報が多数寄せられているということです。

会津地方の消防によりますと、午後8時現在、今回の大雨によるけが人などの情報は寄せられていないということです。

県内では、福島市、郡山市、いわき市、喜多方市、二本松市、田村市、本宮市、伊達市、西会津町、柳津町、三島町、会津美里町会津坂下町猪苗代町、磐梯町、三春町、小野町、川俣町、大玉村、北塩原村、川内村、葛尾村に土砂災害警戒情報が発表されています。

このうち猪苗代町や北塩原村、それに喜多方市の一部に避難指示が出されているほか、「高齢者等避難」の情報が会津若松市の一部に出されています。
4日予想される1時間あたりの雨の量は、多いところで40ミリで、局地的には50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。

5日午前6時までの24時間に予想される雨の量は、いずれも多い所で、会津で100ミリ、中通りと浜通りで80ミリです。

気象台は、4日夜遅くにかけて土砂災害に、また4日昼前にかけて低い土地の浸水や河川の増水・氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。

この影響で、山形新幹線は、4日は全線で終日運転を見合わせます。

在来線は、先ほどお伝えした磐越西線のほか、奥羽本線も庭坂駅と山形県の米沢駅の間の上下線でそれぞれ終日運転を見合わせます。

また、東北本線は福島駅と新白河駅の間の上下線で、磐越東線は郡山駅といわき駅の間の上下線で、水郡線は郡山駅と磐城石川駅の間の上下線で、それぞれ昼ごろまで運転を見合わせるということです。

また、高速道路にも影響が出ています。

磐越自動車道は磐梯熱海インターチェンジと猪苗代磐梯高原インターチェンジの間の上下線が、通行止めになっています。