小野町の処分場許可をめぐり いわき市が監視体制の強化を要望

小野町の夏井川沿いにある廃棄物処分場について、県は15日、容量を増やして新たに廃棄物を受け入れる申請を許可しました。
これに対し、下流に位置するいわき市の内田市長は、許可に抗議した上で、水質に影響がでないよう監視体制の強化を要望する考えを示しました。

小野町の夏井川沿いで民間の事業者で運営する一般廃棄物の最終処分場は、平成8年に完成し、主に関東地方の自治体の委託を受けて、一般廃棄物を埋め立ててきましたが、下流のいわき市が、水質への影響を懸念して受け入れの中止を求めていました。

平成23年に満杯になったあとは、受け入れを行っていませんでしたが、3年前に施設を改修し、新たに廃棄物を受け入れるための申請を行い、県は15日、許可しました。

これを受けて、いわき市の内田広之市長が記者会見し「残念な結果だ」と述べて、県の許可に抗議しました。

そのうえで「許可を撤回するのは難しいのが現実なので、きちんとした監視態勢を作ることを求めていきたい」と話し、県と小野町、それに事業者に対し、水質の監視体制の強化を要望する考えを示しました。

いわき市によりますと、これまでに処分場の影響で、夏井川の水質が悪化するなどの影響が出たことはないということですが、夏井川の水は水道水としても利用していることから、記録的な大雨が降った場合にも市民に不安を与えないよう、監視の徹底を求めていくということです。