農林水産物の放射性物質検査 3点が国の食品基準上回る

福島県が行っている県産の農林水産物の放射性物質検査で、昨年度、国の食品の基準を上回ったのは1万3000点余りのうちクロソイとイワナ、ヤマメの3点でした。

福島県は、原発事故のあと、県産の野菜や果物、肉や魚などの食品の一部を抽出して、放射性物質の検査を行っています。

昨年度は484品目、1万3416点を検査し、国の食品の基準である1キロあたり100ベクレルを超えたのは0.02%にあたる3点でした。

基準を超えたのは、南相馬市沖でとれたクロソイ1点と、伊達市の阿武隈川水系でとれたイワナとヤマメそれぞれ1点でした。

このうちクロソイは、検査結果を受けて国から出荷制限が指示されました。

イワナとヤマメは検査前から出荷制限が続いています。

一方、ほかの食品では、肉類は平成23年度の検査開始当初から基準値超えはなく、野菜と果物は平成25年度から、コメなどの穀類は平成27年度から、基準値を超えるものは出ていません。

検査を担当する県環境保全農業課は、「ほとんど品目で国の基準値を超えるものは出ていないが、水産物については特に注視しながら検査を続けていきたい」としています。