オフサイトセンターで訓練

原子力発電所で事故が起きたときに、情報収集や対応にあたる南相馬市のオフサイトセンターで9日、国や原発周辺の市町村の職員などが参加して、設備や機器の使い方を学ぶ訓練が行われました。

福島第一原発の事故の前、オフサイトセンターは大熊町にありましたが、放射線量が上昇するなどして退去を余儀なくされ、平成28年に南相馬市と楢葉町の2か所に設置されました。
9日は南相馬市にあるオフサイトセンターで、設備や機器の使い方を学ぶ訓練が行われ、国や県、原発周辺の自治体の職員などおよそ70人が参加しました。
一般の電話がつながりにくい場合でも情報共有ができるよう、衛星電話や専用回線の電話など複数の連絡手段があることや、東京に設置される国の原子力災害対策本部などとテレビ電話で会議をする方法などを学んでいました。
また、外からオフサイトセンターに入る場合、入り口の送風機が設置された部屋で、体や持ち物に付着した放射性物質を取り除いたうえで、放射線量の測定も行うことを確認していました。
参加した田村市の職員は「原子力災害が起こった場合、住民を守る最後の砦はわれわれだと思うので、今回、オフサイトセンターの使い方を学ぶことができてよかった」と話していました。
県原子力安全対策課の米良淳一主幹は「万が一原子力災害が起きたときに、いち早く情報収集などにあたれるよう、今後も訓練を繰り返していきたい」と話していました。