中学生に性的暴行 大学生逮捕

SNSで知りあった県内に住む中学1年の女子生徒を神奈川県にある自宅に連れ込み、性的な暴行をしたとして、大学生の男が逮捕されました。

逮捕されたのは神奈川県秦野市の大学3年、小池健斗容疑者(20)です。
警察によりますと、小池容疑者はことし8月、SNSを通じて知り合った県北地域に住む中学1年の女子生徒を自宅に連れ込み、性的な暴行をしたとして、強制性交等の疑いが持たれています。
女子生徒が家からいなくなったことに気づいた家族が警察に相談したところ、スマートフォンの位置情報などから小池容疑者の自宅にいることを特定し、警察官が2人でいるところを発見したということです。
小池容疑者は、女子生徒とSNSで知り合い、女子生徒が「家出をしたい」などと相談してきたことから、神奈川県の自宅に呼び寄せたということです。
調べに対し、小池容疑者は容疑を認めているということです。
警察は、事件のいきさつや余罪について詳しく調べています。
去年、神奈川県座間市のアパートで男女9人が遺体で見つかった事件では、SNSを通じて知り合った県内の女子高校生も殺害され、県警察本部の生活安全企画課は、「SNSの使い方によっては、犯罪に巻き込まれる可能性があることを十分認識してほしい」と注意を呼びかけています。
県警察本部によりますと、県内でSNSを悪用した犯罪に巻き込まれた18歳未満の子どもの数は、平成25年以降、20人、22人、30人、21人、21人と毎年20人以上にのぼっています。
警察は去年、県と協力して県内のすべての高校でSNSの危険性を指導する教室を開くなど注意を呼びかけています。
県警察本部少年課の佐藤裕治指導官は「お金がほしかったり、優しい言葉をかけられたりしたという理由でSNSで知り合った相手と実際に会うケースが多いが、非常に危険だ。保護者は、子どもとスマートフォンの使い方について話す機会をつくり、十分に注意してほしい」と話していました。
インターネットの利用状況について、平成26年に福島市が行ったアンケート調査によりますと、「インターネットで知り合った人と会った」と回答したのは、中学2年生では、男子が0.9%、女子が2.1%でした。
一方、高校2年生では、男子が中学2年生の8倍近い7.3%、女子が3倍近い6.7%にのぼりました。
また、「インターネットで知り合った人とメールをやりとりした」と回答したのは、中学2年生では、男子が9.8%、女子が12.8%でした。
高校2年生はいずれも中学2年生の2倍以上にのぼり、男子が21%、女子が29.5%となりました。
福島市は「この調査以降、中高生へのスマートフォンの普及がいっそう進んでいて、子どもたちがトラブルに巻き込まれるリスクはさらに高くなっているとみられる」としています。
インターネットをめぐる犯罪やトラブルに詳しい、いわき明星大学の中尾剛教授は「インターネットで写真のやりとりなどをしていても、本当かどうかはわからず、信用してはいけない。インターネットだけでやりとりした相手にはできれば会わない、もしも会う場合は1人ではなく複数で行くことが大切だ」と危険性を指摘しています。
自分を特定できる情報を積極的に出さないことも重要だとして、「身元がわかる写真などの情報は極力載せないようにし、一歩引いたつきあいをすることが大切だ。不安や悩みを書き込む場合もあるかもしれないが、まずは身近な人に直接相談することが大切だ」と話しています。