フィリピンの民族楽器を作ろう! 柳川市でワークショップ

竹を使ったフィリピンの民族楽器を作るワークショップが柳川市で開かれました。
23日、柳川市民文化会館で開かれたワークショップには、親子連れなど15人が参加しました。
講師を務めたのは、柳川市の文化事業の一環で、今月、市内に滞在して創作活動にあたっているフィリピンの竹工芸家、エドガー・バナサンさんと環境デザイナーの山下彩香さんの2人です。
参加者は、フィリピンの先住民族に伝わる伝統の打楽器「バリンビン」の製作に挑戦し、堅い竹に悪戦苦闘しながら長さ50センチほどの竹の先端をナイフで削り、「音さ」のような二股の形に仕上げていきました。
そして、楽器が完成すると、「ビーン、ビーン」という独特の音色を楽しんだり、全員でバリンビンを打ち鳴らしながら踊ったりしていました。
親子で参加した男性は「とてもいい音が出てうれしいです。子どもたちと一緒に家でも楽しみたいです」と話していました。
会場では、エドガーさんと山下さんが滞在中に製作した作品の展示会も開かれていて、エドガーさんは「柳川の皆さんはとても温かかったです。竹や石など身近な素材でダイナミックな世界観を作り出しているので、展示ではそこを堪能してほしいです」と話していました。