青いアマガエル 篠栗町で見つかる 突然変異か 高校生が観察

体の色が青い珍しいアマガエルが篠栗町で見つかりました。
突然変異で通常の緑色にならなかった個体と考えられ、譲り受けた高校生たちが観察を続けています。
青いアマガエルは体長がおよそ3センチで、腹部以外が緑色ではなく、青くなっています。
5月19日、篠栗町の農地で作業をしていた人が見つけ、交流のある福岡市南区の私立高校の水中生物研究会に提供しました。
研究会の顧問で、高校で生物を教えている太田喜視教諭によりますと、アマガエルは通常、青と黄色の色素を併せ持って生まれ、緑色になりますが、突然変異で黄色の色素を作り出す遺伝子が欠けたため、青くなったと考えられるということです。
現在は研究会に所属する生徒たちが飼育しながら観察と記録を続けていて、1年生の谷口美紅さんは「はじめて青いカエルを見て珍しいなと思った。次は青色の色素が欠けている黄色のカエルも見てみたくなった」と話していました。
顧問の太田教諭は「アマガエルという身近な生き物を通じて、遺伝子などに興味を持ってもらえたらうれしい」と話していました。
研究会は、青いアマガエルの生態を研究するとともに、学園祭で一般公開することも検討しているということです。