自転車対策専門チームが南警察署に発足 警察官が自ら手本示す

警察官が自転車に乗ってパトロールし、自ら手本になって交通ルールの順守や事故防止を呼びかける自転車対策専門チーム「MBー3」が南警察署に発足しました。
南警察署、バイシクルの頭文字をとって「MBー3」と名付けられた自転車対策専門チームは、21日発足し、ヘルメットと腕章を着用した警察官が、3人一組でパトロールへ出発しました。
チームは通勤・通学の時間帯に自転車の事故が多いエリアを自転車に乗って巡回し、警察官みずから手本になって交通ルールや運転のマナーの向上を図っていくということです。
自転車に乗った「MBー3」の警察官は21日は、福岡市南区の西鉄大橋駅前で一時不停止や「ながら運転」など危険な運転に対する指導をし、「自転車も車の仲間です。ヘルメットはつけていますか」などと呼びかけていました。
チームのリーダーを務める南警察署・交通第一課の藏元慎太郎警部補は「自転車は車両で、事故の被害者にも加害者にもなりうる。自転車に乗って活動する警察官は珍しいと思うので、正しい乗り方をする姿を通して交通ルールを周知していきたい」と話していました。