福岡県 2月の有効求人倍率1.21倍 3か月連続で同じ水準

福岡県の2月の有効求人倍率は1.21倍で、前の月から横ばいでした。
福岡労働局によりますと、仕事を求める人1人に対し何人の求人があるかを示す福岡県の2月の有効求人倍率は、県内のハローワークで求人を受理した「受理地別」で1.21倍でした。
前の月から横ばいで、3か月連続で同じ水準となりました。
新規の求人数を産業別に見ますと、運輸業・郵便業が5.3%、宿泊業・飲食サービス業が4.2%、いずれも去年の同じ月より増加しました。
その一方で、製造業はマイナス6.8%、建設業はマイナス3.1%となりました。
福岡労働局の小野寺徳子局長は記者会見で、「雇用情勢は改善しているものの、求人が減少した産業もあり、物価上昇などが雇用に与える影響に留意する必要がある。価格転嫁を経ての賃上げを下支えするための環境整備をしっかりやっていく」と述べました。