大牟田市 「自動運転バス」の実証実験で試乗

バスの運転手不足という公共交通の課題解決につなげようと、大牟田市で自動運転バスの実証実験が行われることになり、3日出発式が行われました。
自動運転バスの実証実験は、大牟田市などが、駅や商業施設、大学などを回るおよそ4キロのルートで4日から7日間、行います。
これを前に大牟田駅西口で出発式が行われ、関係者や住民などがテープカットのあと、バスに試乗しました。
バスは、レベル2の自動運転が可能な10人乗りの電気自動車で、GPSや車体のセンサーの情報などをもとにあらかじめ決められたルートを走り、動き出すときや障害物がある場合などは、同乗するオペレーターがコントローラーで操作します。
試乗した男性は「乗り心地はよく、将来が楽しみです。大牟田でもあちこち、毛細血管のように走ってもらいたいです」と話していました。
大牟田市は、バスの利用者にアンケート調査を行い導入するか検討する方針で、産業振興課の大瀬和幸課長は「自動運転バスに実際に乗ったことがある人は少ないと思うので、まずは実際に乗ってもらい、たくさんの意見をいただきたいです」と話していました。