北九州の成人式で若者がまとうど派手衣装をニューヨークで披露

北九州市の成人式で多くの若者がまとう「ど派手」な衣装が9月、ニューヨークで開かれたファッションショーで披露され、衣装を手がけたデザイナーが26日、市役所を訪れてその成果を報告しました。
北九州市役所を訪れたのは、小倉北区の貸衣装店の店長で、デザイナーの池田雅さんです。
池田さんは20年前に新成人から金銀の羽織袴の制作を依頼されたのをきっかけに「ど派手」な着物などを手がけるようになり、北九州市の成人式では若者たちが豪華絢爛な衣装をまとう光景がおなじみとなりました。
こうしたなか9月、世界的なファッションショーとして知られる「ニューヨーク・ファッションウイーク」に招待され、「ど派手」なおいらんの衣装など12点を披露したということです。
26日に武内市長と面会した池田さんは「古典的な着物に現代の要素が加わって革新的だと評価されました」と報告しました。
これに対し武内市長は「信じてやり続けれることで世界を動かし、若い人にも勇気を与えたと思います」と話していました。
市は「ど派手」な衣装を新たな観光資源として発信していくということです。
池田さんは「何百人もの衣装を作り続けてきたことが世界から認められ夢の中にいるようです。これからも衣装を丁寧に作り続けたいです」と話していました。