記録的大雨で支援団体 ”貸し出す車が不足”寄付を呼びかけ

記録的な大雨で車が水につかって使えなくなった人に無料で貸し出す支援をしている団体が県庁で会見を開き、「貸し出す車が不足している」として、車の寄付を呼びかけました。
県庁で会見を開いたのは、災害時に車の貸し出し支援をしている「日本カーシェアリング協会」です。
この協会は、今回の記録的な大雨を受けて、久留米市田主丸町に拠点を構え、7月17日から車を無料で貸し出す支援を行っています。
しかし、20日時点で90件あまりに上った申し込みに対して、確保している車は35台にとどまっていて、貸し出す車の不足から被災者の希望に応えられない状況だということです。
吉澤武彦代表理事は「1台の車が被災者の生活再建を大きくバックアップするものになるのでぜひ協力してほしい」と呼びかけました。
寄付を受け付けているのはオイル漏れなど安全な走行に支障がなく、車検の有効期限が残っている車で、車種は問わないということです。
協会は「車の買い替えや免許返納を検討している人がいたら車を寄付することを考えてほしい」としています。
申し込みの電話番号は050−5482ー3677で、ホームページからも受け付けています。