海の中道海浜公園のビオトープで水辺の生き物観察会 福岡市

子どもたちに水辺の生き物について学んでもらおうと福岡市東区にあるビオトープで観察会が開かれました。
福岡市東区にある海の中道海浜公園のビオトープは、希少な水辺の生き物を守るために、2年前に整備されました。
観察会には家族連れ11人が参加し、はじめに子どもたちは、ビオトープの池は生き物が生息できるよう人の手を加えて環境が維持されていることなどの説明を受けました。
このあと、池に入りトンボの幼虫のヤゴやゲンゴロウの仲間などを網ですくって捕まえ、手で触って観察しました。
環境省の準絶滅危惧種に指定されているコオイムシなど30種ほどの生き物を観察できたということです。
採集した生き物は種ごとに分けて水槽に入れられ、子どもたちはマリンワールド海の中道の担当者から生き物の生態などについて解説を聞いていました。
参加した小学生の女子児童は「見たことがない生き物に触れることができてよかった」と話していました。
案内したマリンワールド海の中道の勢村天珠さんは「もともと何もなかった場所も人が手を加えることで生き物が暮らせる場所ができることも、伝えていきたいです」と話していました。