恐竜博物館に“ブラックビューティー”到着 関係者に公開

カナダの博物館に収蔵され、「ブラックビューティー」の愛称で知られるティラノサウルスの化石が、5日、勝山市の県立恐竜博物館に運び込まれました。

ティラノサウルスの化石は、カナダのロイヤルティレル博物館の収蔵品で、7月12日から始まる特別展のために運び込まれたもので、5日は、頭部の化石が報道関係者に公開されました。
化石は、1980年にカナダの7000万年前の地層で発見されたもので、大きさは1.27メートルあります。
恐竜の骨が化石になる過程で、地層の中にあるマンガンを取り込んだことから黒くなったとされていて、その黒さから「ブラックビューティー」の愛称で知られているということです。
5日は、「ブラックビューティー」のほかにも、国内で初公開となる、地層に埋まった状態の「ゴルゴサウルス」の全身骨格も公開されました。
県立恐竜博物館の寺田和雄研究・展示課長は「今回展示される化石からは、実物ならではの質感や重圧感があると思います。ぜひ会場に足を運んで本物から受ける迫力を堪能してもらいたい」と話していました。