県立大学と自然史博物館が脱炭素や環境教育で協定締結

福井県立大学と福井市自然史博物館は、脱炭素社会の実現に向けた研究や地域の子どもたちへの環境教育などを協力して行っていくためにパートナーシップ協定を結びました。

4日は、福井県立大学永平寺キャンパスで生物資源学部の日隆雄学部長と福井市自然史博物館の末政薫館長が出席して協定の締結式が行われ、脱炭素社会の実現に向けた研究や地域の子どもたちへの環境教育などを協力して行っていくことで合意しました。
今後の具体的な活動については、博物館がある足羽山でミミズが土の中で活動することで二酸化炭素の発生を抑える仕組みについて共同で研究することや、博物館主催の勉強会に参加している子どもたちが大学の研究室を訪れて環境保全などについて学ぶ機会をつくることなどを検討しているということです。
県立大学生物資源学部の4年生鵜澤寛乃さんは「連携することで博物館と大学の知識の両方を市民に伝える機会を作れたらと思います」と話していました。
また、自然史博物館の末政館長は「博物館には収蔵品があり、大学には研究のノウハウある。この協定で、学術的な交流が進むことを期待している」と話していました。