健康診断中に盗撮 福井市医師会「住民健診センター」元職員

福井市医師会は、運営する「住民健診センター」の元事務職員が、健康診断の受診者を盗撮していたと明らかにし、謝罪しました。

福井市医師会によりますと、県内の企業や公的機関などに出向いて健康診断を行う住民健診センターの25歳の男性の元事務職員が、健康診断の際にスマートフォンで受診者を盗撮していたということです。
受診者から警察に被害の届け出があったことをきっかけに、医師会が聞き取りを行ったところ、元事務職員が盗撮を認めたことから、6月21日付けで懲戒解雇しました。
医師会は、受診者の同意が得られていないことなどから場所や時期などは明らかにできないとしたうえで今後、健康診断の業務にあたる際は、▼個人の携帯電話を持たせないようにすることや▼複数の職員を配置するといった再発防止対策を講じることにしています。
福井市医師会の笠原善仁会長は、会見で、「被害者や関係者の皆様に深くお詫び申し上げます。今後の健康診断の体制について十分に検討を重ね、信頼回復のために誠心誠意、業務に取り組みます」と話しました。