勝山市の湿原で地元の小学生たちが生き物の生息調査

希少な動植物の生息地として知られる福井県勝山市の湿原で、地元の小学生たちが生き物の生息調査を行いました。

これは、子どもたちに湿原の環境について学んでもらおうと勝山市の平泉寺小学校が毎年行っていて、20日は、1年生から6年生の児童37人が学校から3キロほど離れた池ヶ原湿原に集まりました。
このうち、1年生と2年生、それに6年生は県自然保護センターの職員に案内され、湿原の池や草むらにいる動物の調査にあたりました。
児童たちは、あらかじめ池に仕掛けておいたかごの中から出てきたアカハライモリやゲンゴロウといった希少な生き物を透明の容器に入れてじっくりと観察しました。
また、草むらではチョウやバッタ、カマキリなどを捕まえて、初夏の時期に見られる昆虫の特徴などをメモしていました。
参加した6年生の児童は、「湿原にはたくさんの生き物が住んでいて豊かな環境だとわかった。また秋に観察に来るのでそのときに見つかる生き物がどう変化するか観察したい」と話していました。