廃校となった小学校で住民制作の絵画や書道の美術展 小浜市

小浜市にある廃校となった小学校で、地元の住民が制作した絵画や書道の作品などを展示する美術展が開かれています。

小浜市で、5年前に廃校となった松永小学校の校舎を活用した松永ふるさと交流館では、市の美術展が開かれていて、地元の住民が制作した絵画や書道、写真など285点が展示されています。
このうち、最優秀に選ばれた「眼差し」は、コウノトリが小浜市の空で羽ばたく様子を撮影した写真で、遠く先を見つめるコウノトリの目が印象的な作品です。
また、「無題」と名付けられた切り絵は、黒い紙を細かく切り取り、桜の花びらや犬の毛などを繊細に表現した作品となっています。
このほか、もとの教室に残されている黒板や学習机などを活用して展示されている作品も見られ、かつて、小学校だった会場の雰囲気も味わうことができます。
美術展の実行委員を務める岡本諭司さんは「かつての小学校で美術展を開くことで、学校ならではの雰囲気や作品とのコントラストを楽しんでほしい」と話していました。
美術展は16日まで開かれています。