ハピラインふくい 「しきぶ駅」入札不調で開業に遅れ

ハピラインふくいは、来年春の開業を予定していた越前市の「しきぶ駅」が入札不調による工期の見直しから、開業がおよそ1年遅れる見通しとなったことを明らかにしました。

ハピラインふくいは、来年3月ごろに越前市にある武生駅と王子保駅の間で「しきぶ駅」と名づけた新たな駅を開業させ、周辺で通学する高校生の利便性向上を目指してきました。
しかし、会社側によりますと、ことし4月に行われた工事の入札が相次いで不調に終わったということです。
ことし4月から時間外労働の上限規制が建設業で適用されたことが背景にあるとみられ、工期を見直した上で5月に改めて入札を行った結果、業者は決まったものの、開業は当初より1年遅れの再来年3月ごろの見通しになったということです。
ハピラインふくいは「安全・安定した運行を確保しながら、これ以上、新駅の開業が遅れないよう工事の施工管理をしっかり行い、みなさまに喜ばれる利便性の高い駅を整備していきたい」とコメントしています。