自転車の交通違反「青切符」導入前に通学用自転車の点検

自転車の交通違反に反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取り締まりの導入を受けて、越前市の中学校で、交通ルールを守る意識を高めてもらおうと通学用自転車の点検が行われました。

自転車の利用をめぐっては、交通違反で反則金を納付させる、いわゆる「青切符」による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が5月17日に可決・成立し、携帯電話を使用しながらの運転や、ブレーキがきかない自転車に乗ることなどが対象になります。
これを受けて越前市では、自転車通学する生徒にこれまで以上に交通ルールを徹底してもらおうと市内の中学校で通学用の自転車の点検を行うことになり、きょうは武生第三中学校の駐輪場で行われました。
地元の自転車店でつくる組合の人たちが、駐輪場の自転車について、タイヤの空気圧やブレーキのきき具合など、15ある点検項目を1つ1つ確認していきました。
28日は点検した98台の自転車のうち、19台でブレーキのききが弱かったり、ベルが鳴らなかったりするなどの不備があったということで、自転車屋での点検を勧める黄色い「安全点検カード」が付けられていました。
越前市防災危機管理課の三田村朋洋さんは、「生徒たちには定期的に自転車を見てもらうことを通してこれまで以上に交通ルールやマナーを守って自転車を利用して欲しい」と話していました。