福井空港 小型機胴体着陸 航空事故調査官が調査

15日、福井空港で小型機が胴体着陸したトラブルを受け、国の運輸安全委員会の航空事故調査官が調査を始めて原因を詳しく調べています。

15日午後1時45分ごろ、坂井市にある福井空港で、福井市内の80代の男性が操縦する小型プロペラ機が胴体着陸しました。
男性にけがはありませんでしたが、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」に該当するとして航空事故調査官3人を派遣し、16日朝10時すぎ、福井空港に到着しました。
調査官は、警察とともに機体をクレーンでつり上げて損傷状況などを確認したほか、小型機を操縦していた男性に話を聞いたということです。
運輸安全委員会の西川輝航空事故調査官は、「滑走路上の機体を確認したところ、車輪が出ていない状態だった。なぜそうなったかについて今後調べていきたい」と話していました。
運輸安全委員会は今回の調査などを元に、1年以内をめどに原因などを報告書としてとりまとめ、公表することにしています。
このトラブルの影響で福井空港は滑走路を閉鎖していましたが、県によりますと、機体の撤去が完了し、これまでに滑走路にも大きな異常は見つからなかったため、17日朝からの再開を予定しています。