学生が起業に取り組む 福井高専で「起業家工房」運用開始 

鯖江市にある福井工業高等専門学校で、学生たちが起業などに取り組むことができる「起業家工房」の運用が始まり、関係者が出席して記念の式典が行われました。

「起業家工房」は、学生たちに起業などを通して社会課題の解決に取り組むための意識を養ってもらおうと、福井高専が整備したもので、13日は本格的な運用開始に合わせて記念の式典が行われました。
このあと、工房の施設が公開され、このうち、自動車や食品などの製造工程で使うロボットは、学生たちが部品やプログラミングを変えることでさまざまな運用を試すことができます。
このほか、物の表面にレーザーをあてて、構成されている物質を短時間で分析することができる機器など、あわせて20以上の最新機器が設置されています。
工房は、学生たちが授業や課外活動で自由に使えるということで、福井高専では今後、地域の教諭向けの研修などにも活用したいとしています。
福井高専の辻子裕二副校長は「工房を通して学生たちに社会の課題解決に向けて一歩ずつ前に進んでいける、福井県に貢献できるような人材に育ってもらいたい」と話していました。