新幹線の開業効果 敦賀の観光地を訪れた人は2倍以上に

北陸新幹線の県内開業からの1か月間に、敦賀市内の観光地を訪れた人の数は、去年と比べて多いところで2倍以上に増えたことがわかりました。

北陸新幹線が県内で開業したことし3月16日以降、県内の観光地には多くの人が訪れていて、敦賀市は、開業からの1か月間に市が所管する観光地を訪れた人や、公共交通機関の利用者の数を集計しました。
それによりますと、鉄道資料館には去年の同じ時期と比べておよそ2.5倍の6500人が訪れ、最も上昇幅が大きくなりました。
新幹線の開業で多くの鉄道ファンが訪れたとみられています。
このほか、駅前にある書店の「ちえなみき」は5万7000人とおよそ2.1倍、「赤レンガ倉庫」は1万4000人とおよそ1.5倍、それぞれ増えました。
また、公共交通機関の利用者は市内15か所で自由に乗り降りできる「シェアサイクル」が1650人とおよそ2.3倍、観光地や商業施設をめぐる「ぐるっと敦賀周遊バス」が1万人とおよそ2.1倍増えました。
敦賀市は「短期的な数値だが、新幹線の開業効果があったと考えられる。今後も効果が持続するよう中長期的に経過を確認したい」としています。