坂井市が親族亡くなった際の行政手続きワンストップで

親族が亡くなった際の行政手続きの負担を減らそうと、福井県坂井市は、5月から必要な手続きをワンストップで済ませることができる窓口を設けました。

親族を亡くした遺族は、居住する市や町で保険証の返却や葬祭費の給付金の請求など、状況に応じて手続きを済ませる必要がありますが、手続きが複数の担当課にまたがるケースもあり、遺族にとって負担となっていました。
こうした中、福井県坂井市は、必要な行政手続きをワンストップで済ませることで遺族の負担軽減につなげようと、サポートのための窓口、「よりサポ」を5月から設けました。
インターネットを通して事前に利用を申し込めば、窓口を訪れる当日にすべての手続きを1度で済ませることができ、30分ほどの時間の短縮につながるほか、申請漏れを防ぐ効果も期待できるということです。
「よりサポ」での対応は、申し込んだ3日後から40日以内の年末年始を除いた平日で、1日最大4件まで受け付けが可能だということです。
坂井市市民生活課は「大切な方を亡くしたご遺族が少しでも負担なく手続きができるよう、サポートしたい」と利用を呼びかけています。
市によりますと、こうしたサービスは、福井県内で坂井市のほかに福井市でも行われているということです。