あわら市で山車が街なかを巡る伝統の「芦原温泉春まつり」

4月、県内で開業した北陸新幹線の停車駅がある、あわら市の温泉街では、武者人形などが飾られた山車が街なかを巡る伝統の祭りが行われ、多くの人でにぎわっています。

「芦原温泉春まつり」は、地元の人たちが大型連休中に温泉街を盛り上げようと、毎年この時期に行っている伝統の祭りです。
29日は、3台の山車が街なかを練り歩き、このうち「人形山」と呼ばれる山車は、大きな武者人形が飾られていて、山車の中では、参加した親子などが笛や太鼓を演奏していました。
また、「太鼓山」と呼ばれる山車は、上に大きな太鼓が設置されていて地元の人たちが力強くたたきながらそれぞれの旅館を巡っていました。
大型連休ということもあって、沿道からは浴衣姿の家族連れが山車に向かって声をかけたり手を振ったりしていて、温泉街は、華やかな雰囲気に包まれていました。
20代の娘と参加したあわら市に住む40代の女性は「幼いころからずっと参加している祭りなので、娘にも引き継いでいきたいです。あわらの魅力を観光客に知ってもらえたらうれしいです」と話していました。
「芦原温泉春まつり」は、午後9時まで行われます。