乗り換えなしで行き来可能に 敦賀市と長野県飯山市観光で協定

北陸新幹線の金沢・敦賀間の開業で、乗り換えなしで行き来できるようになった敦賀市と長野県飯山市が、22日、観光面で交流を深める協定を結びました。

長野県北部にある飯山市は、多くの自然に恵まれた人口1万8000人あまりの市で、9年前の北陸新幹線の金沢延伸にともなって、新幹線が停車しています。
金沢・敦賀間の開業で乗り換えなしで行き来できるようになった敦賀市と飯山市は、観光面で交流を深める協定を結ぶことになり、22日は敦賀市役所で協定の締結式が行われました。
この中で敦賀市の米澤市長は、「北陸新幹線が敦賀まで来たからこそ生まれた協定で、今後に大きく期待している。飯山市は里山、敦賀市は里海とお互いの異なる強みを生かし、さまざまな分野で連携したい」と話しました。
これに対し、飯山市の江沢岸生市長は、「飯山市は、四季がはっきりした美しい自然と豊かな文化を持つ里山があります。協定をきっかけに、両市の魅力を高め合い、活発な観光交流につなげたい」と話しました。
22日から来年3月23日までに敦賀市民が飯山市を訪れると、3000円分の観光クーポンが配付されるということで、敦賀市は、今後、飯山市から訪れた観光客に宿泊料金の補助を検討するなどして、観光面での交流を深めたいとしています。