化石調査を手伝うボランティアの説明会 大野市

大野市で恐竜やアンモナイトのなど化石の調査を手伝うボランティアの説明会が20日開かれ、親子連れなどが参加しました。

大野市では恐竜やアンモナイトなどの化石を調査していて、毎年、市民などを対象に調査を手伝うボランティア「大野化石調査隊」を募集しています。
今年度の調査が5月から始まるのを前に、初めて参加する人たちに向けた説明会が大野市の化石展示施設で開かれ、親子連れなど14人が参加しました。
はじめに市の学芸員が、勝山市にある恐竜の化石が多く見つかる地層と近い年代の地層が大野市にあることを紹介し、そこから運び出した岩を割って調査することを説明しました。
そのうえで、過去の調査では貴重な化石が見つかっていることから、研究者と同じ立場にたって調査に臨んでほしいと呼びかけていました。
説明会に参加した岐阜県の小学生は「貝の化石を見つけたいです」と話していました。
大野市教育委員会の酒井佑輔主任学芸員は「調査隊の力を借りて大きな発見につながるよう今年度も調査を進めていきたいです」と話していました。
「大野化石調査隊」は今年度、6回の調査を予定しているということです。