警察署長会議 犯罪抑止や交通事故防止に向けた今後の方針確認

県警察本部では、19日、幹部などが一堂に集まる警察署長会議が開かれ、犯罪の抑止や交通事故防止に向けた今後の方針が確認されました。

警察署長会議は、新年度に入ったこの時期に毎年開かれていて、19日は、県内にある11の警察署の署長や県警察本部の幹部など67人が出席しました。
この中で、丸山潤本部長は、去年1年間の刑法犯の認知件数が県内で21年ぶりに増加したことに触れ「犯罪情勢や社会情勢は常に変化しており、多角的な視点で現状を把握、分析することが大切だ。北陸新幹線の延伸開業による影響も見極める必要がある」と述べ、増加している自転車盗や万引き、子どもや女性が被害者になる犯罪などの抑止に向け、実効的な対策を講じるよう指示しました。
また、被害が後を絶たない特殊詐欺やSNS型投資・ロマンス詐欺については、全国の警察と連携した迅速かつ効果的な捜査で、犯罪グループの摘発につなげるようにも指示しました。
会議ではこのほか、ことし10月に開催される「全国育樹祭」に向けた要人警護や雑踏警備に万全を期して臨むことや、相次ぐ高齢者の交通死亡事故に対する対策の強化などについても方針が確認されたということです。