インフルエンザの患者数減少 県が警報を解除

県内の指定医療機関で確認されたこの1週間のインフルエンザの患者数は、1医療機関あたりの平均で10人を下回り、県は、去年12月に発令した県内のインフルエンザ警報を解除しました。

県のまとめによりますと、4月14日までの1週間で県内39の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は149人で、1医療機関あたりの平均は3.82人となりました。
前の週の0.6倍に減少し、2週連続で10人を下回ったことなどから、県は、去年12月中旬に発令したインフルエンザ警報を解除すると発表しました。
去年11月下旬にインフルエンザ注意報が発令されて以降、約5か月間にわたって注意報と警報が続き、過去10年間では最も長くなったということです。
これは、「A型」と「B型」のそれぞれのウイルスの感染が時間差で広がったことや、若い世代を中心に感染の拡大が続いたことなどが理由とみられています。
去年の流行期に入ってから17日までに学級閉鎖などの集団感染が起きた学校は計218に上り、前のシーズンよりも3割以上多くなっています。
県は、「患者数は減少しているが、今後も手洗いや換気、必要に応じたマスクの着用など感染対策の徹底を続けてほしい」としています。