黄砂 健康面での対策は? 

一方、黄砂の健康面への影響についてのどや鼻の病気に詳しい福井大学医学部の坂下雅文講師に黄砂が飛来してきたときの注意点を聞きました。

それによりますと、黄砂は、粒子が非常に小さいうえ、大量に飛んで来るため、吸い込むと肺に入ってぜんそくが悪化するおそれがあるほか、鼻や目に入ると、アレルギー性の鼻炎や結膜炎の症状がひどくなるおそれがあるとしています。
花粉症の人は注意が必要で、花粉の飛散が2か月ほど続き、鼻や目、のどの粘膜が荒れているところに、黄砂が付着すると、症状がさらに悪化するおそれがあると指摘しています。
このため、黄砂が飛来している時には、極力、外出を控え、外出の必要がある場合は、マスクやゴーグルなどを着用し鼻や口、それに目を覆う必要があり、症状が悪化した際は、医療機関を受診してほしいと呼びかけています。