自転車ヘルメット着用努力義務化から1年駐輪場で着用呼びかけ

自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化されて1年がたつ中、警察官やボランティアが15日朝、JR福井駅前の駐輪場で着用を呼びかけました。

改正道路交通法の施行で去年4月からは、自転車に乗るすべての人にヘルメットの着用が努力義務化され、4月6日から始まった春の交通安全県民運動でも重点項目に掲げられています。
JR福井駅前の駐輪場では15日朝、警察官とボランティア、約10人が、通勤や通学で自転車を使う人たちにチラシを配りながら、ヘルメットの着用を呼びかけていました。
警察によりますと去年、県内で起きた自転車が関係する事故で亡くなったり、けがをしたりした人の約8割がヘルメットを着用していなかったということです。
また、去年7月時点の県内の着用率は6.8%と、全国37番目にとどまっていて、努力義務化から1年がたつ中、着用への理解をどのように求めるかが課題となっています。
福井警察署の藤田義雄交通2課長は「自転車に乗っている人でヘルメットを着用している人は、非常に少ない印象でした。自分の命を守るためにも、自転車に乗る際はしっかりとヘルメットをかぶっていただきたい」と話していました。