越前町特産「宮崎たけのこ」の収穫本格的に始まる

越前町の特産で春の味覚として人気を集める「宮崎たけのこ」の収穫が、12日から本格的に始まりました。

越前町の宮崎地区は、粘土質の土壌をいかしたたけのこの収穫がさかんで、あくが少なく、甘みがあることから、「宮崎たけのこ」として売り出しています。
本格的な収穫のシーズンを迎える中、武田哲さんの竹林では、12日朝早くから収穫が行われました。
武田さんは、地面からひょっこりと姿をのぞかせたたけのこの先端を見つけると、くわで手際よく掘り起こし、20センチほどの大きさにまで育ったたけのこを次々と収穫していきました。
地元のJAによりますと、ことしは豊作が期待できる「表年」にあたることから、地区全体で130トンの収穫を見込んでいるということです。
武田さんは、「ことしは『表年』で成長が早いため、柔らかく、おいしいたけのこが収穫できると思います。たくさん収穫して多くの人に食べてほしい」と話していました。
「宮崎たけのこ」の収穫は、4月下旬ごろに最盛期を迎えるということです。