ふくい水産カレッジ 海女を目指す2人に修了証書

漁業の担い手を確保するために設立された「ふくい水産カレッジ」の修了式が行われ、素もぐり漁の「海女」を目指す2人が修了証書を受け取りました。

「ふくい水産カレッジ」は漁業の担い手を確保するため県や県漁連が設立したもので、漁業についての知識や技術を学びます。
11日は福井市で修了式が行われ「海女コース」で1年かけて潜り方やアワビなどのとり方を学んできた、坂井市の玉城栄里さん(32)と福井市の伊藤優花さん(23)に修了証書が手渡されました。
伊藤さんが代表して「現場研修を経て今では自信を持って泳ぐことができるようになりました。立派な海女になれるよう頑張ります」と決意を述べました。
県が把握している県内の海女の人数は35人で年々減少している上、平均年齢も61歳で高齢化が進んでいるということです。
式のあと祖母や姉も海女だという玉城さんは「海の中で300グラムのアワビを見たときは、本当に大きくて、ワクワクしたことを覚えています。うれしさを生み出せるように頑張っていきたいです」と話していました。
玉城さんと伊藤さんは4月から県内で海女として漁を始めるということです。