自民党政治資金問題 茂木幹事長が県連幹部らと会合で陳謝

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、茂木幹事長が、福井市で福井県連の幹部らと会合を開き、「皆様にご苦労をおかけし、強い緊張感を持って対応しなければならないと思っている」と陳謝しました。

自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、県内の国会議員では、衆議院福井2区選出の高木毅氏が、半年間の党員資格停止の処分を受けることが決まっています。
問題を受けて10日福井市で開かれた会合には、茂木幹事長のほか、衆議院福井1区選出の稲田朋美氏や自民党福井県連の役員、あわせて18人が出席しました。
はじめに茂木幹事長が、「大変厳しいご意見や批判が寄せられ、重く受け止めている。皆様にご苦労をおかけし、強い緊張感を持って対応しなければならないと思っている」と陳謝したうえで「皆さんのご意見を伺いながら、抜本的な改革を進めていきたい」と述べました。
会合はこのあと非公開で行われ、福井県連によりますと、処分が軽すぎるとか、問題を受けて党員の維持や確保が難しくなったなどといった意見が出されたということです。
会合のあと、稲田氏は、「参加者から『国民との意識のかい離がある』などと言われ、非常に胸に応えた。説明責任をつくして、党の改革を進めていきたい」と話していました。
また、福井県連の仲倉典克幹事長は、高木氏について、「もし処分を受けている半年の間に選挙があれば、公認されないので、福井2区の候補者は、県連の意向を踏まえて、党本部が判断すると回答があった」と明かしました。