鯖江市でコウノトリのヒナ2羽かえる 

鯖江市でコウノトリのペアが温めていた卵から少なくとも2羽のヒナがかえったことが分かりました。
鯖江市でコウノトリのヒナがかえるのは3年連続です。

鯖江市によりますと、ことし2月下旬に吉川地区にある人工の塔で越前市生まれのオスと、兵庫県豊岡市生まれのメスのペアが交互に卵を温める様子が現場のカメラの映像で確認され、このうち、少なくとも2羽のヒナがかえったということです。
鯖江市でコウノトリのヒナがかえるのは3年連続で、市は、ヒナがかえったのはペアがエサを与える行動がカメラの映像で確認できた3月27日と推定しています。
市は親鳥とヒナを驚かせないよう撮影や観察をする際は巣から150メートル以上離れること、コウノトリにエサを与えないこと、私有地への立ち入りや路上駐車を控えるよう呼びかけています。
県内では、越前市や小浜市でも卵を温めるコウノトリのペアがあわせて6組、確認されていて関係者は、ことしも福井県からコウノトリが巣立つことに期待を寄せています。