“恐竜親子”冬ごもり終え道の駅に 大野市

本格的な春の訪れとともに福井県大野市では4日、冬の間、倉庫に保管されていた恐竜の親子の模型が運び出され、道の駅に設置されました。

大野市の山あいにある「道の駅九頭竜」では、近くでティラノサウルスの仲間の化石が見つかったことにちなんで、実物に近い大きさのティラノサウルスの模型を設置していますが、冬の間は、雪で壊れないよう倉庫で保管しています。
4日は、市の職員や道の駅の従業員など12人が全長12メートルの親と4メートルあまりの子どもの模型を、約4か月ぶりに倉庫の外に出しました。
模型には車輪がついていて、職員たちはトラックでゆっくりとひっぱりながら、30分ほどかけて1キロ先の道の駅まで運びました。
ティラノサウルスの模型は10分おきに大きな声でほえながら上半身が動く仕組みになっていて設置作業が終わり再び動くようになると、道の駅に立ち寄った観光客などが迫力ある姿を眺めたり写真を撮ったりしていました。
大野市産業政策課の吉村貴信企画主査は「暖かくなってきてやっと恐竜たちも道の駅に戻ってきました。大勢の方に道の駅九頭竜に来ていただき、迫力ある恐竜たちを見ていただきたいです」と話していました。
このティラノサウルスの親子の模型は、ことし11月ごろまで設置され、訪れる観光客を出迎えます。