越前市のみそ製造会社から約9万人分の個人情報が流出か

越前市にあるみそ製造会社は、ホームページが外部からの不正なアクセスを受けて、会員登録した客など、およそ9万人分の個人情報が流出した可能性があると2日、発表しました。
現段階では、情報が悪用されたケースは確認されていないとしています。

越前市のみそ製造会社「マルカワみそ」によりますと、去年11月、クレジットカード会社から、「ホームページを利用した顧客のカード情報が流出している可能性がある」と連絡を受けたということです。
その後の調査で、外部からの不正なアクセスを受けて、去年3月から11月までにホームページ上でクレジットカードを利用した客や、ホームページを開設した10数年前から去年11月までに会員登録した客など、合わせて8万9673人分の個人情報が流出した可能性があることがわかりました。
流出の可能性があるのは、クレジットカードのカード番号やセキュリティコード、それに会員登録した客の住所や電話番号、メールアドレスなどです。
会社は、2日から、対象の顧客にメールや手紙で説明していますが、現段階で情報が悪用されたケースは確認されていないとしています。
また、ホームページはセキュリティを強化して、すでに新しいものに変更したということです。
マルカワみそは「案内に至るまで時間を要したことを深くおわび申し上げる。今回の事態を厳粛に受け止め、セキュリティ体制を強化して、再発防止を図っていきたい」とコメントしています。