「小林製薬」健康食品問題 県が各地で相談受け付け

「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、県は、各地の健康福祉センターで県民からの相談を受け付けています。

小林製薬の「紅麹」の成分が含まれた健康食品をめぐっては、摂取したあとに腎臓の病気を発症するなどして、28日夜の時点で5人が死亡、のべ114人が入院したことが分かっていて、会社は、「原因となった可能性がある」として調査を進めています。
厚生労働省からの連絡を受けて県は小林製薬の「紅麹」で該当する製品を持っている人に対し、摂取せずに自主回収に従うよう呼びかけています。
県のホームページでは、自主回収の対象となっている商品を確認できる厚生労働省などのウェブサイトを紹介しています。
さらに、県は、6か所ある健康福祉センターで県民からの相談を受け付けています。
福井市の住民については福井市保健所に相談するよう呼びかけています。
県によりますと、保健所を通じて40代の男性がけん怠感や食欲不振、かゆみや発疹があるほか、尿の色が濃くなるなどの症状を訴えているということです。