10月に福井で開催の「全国育樹祭」の概要案まとまる

ことし10月に福井県で開かれる「全国育樹祭」の概要案がまとまり、各地で緑を守り育てるための記念行事のほか、森林づくりや木材の利活用をテーマに事例報告などが行われることになりました。

「全国育樹祭」は、緑を守り育てる大切さを呼びかけようと開かれています。
ことしは、10月19日と20日の2日間、福井県で44年ぶりに開催される予定で、25日に県庁で開かれた実行委員会ではこれまでにまとめられた概要案が説明されました。
それによりますと、式典行事はことし10月20日にサンドーム福井で行われ、福井らしさを演出するため、県産の木材や越前和紙を使ったステージのほか木製の巨大な恐竜のオブジェなどが用意されるということです。
また、これに先立つ10月19日には、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡で、平成21年の全国植樹祭で上皇ご夫妻が植えられた「アカマツ」や「スダジイ」の「お手入れ行事」が行われるほか、敦賀市では森林づくりや木材の利活用をテーマにした事例報告も行われるということです。
県森づくり課の土橋寛徳課長は「全国育樹祭に向けて県全体で開催の機運を盛り上げ、県産の木材や観光資源などを広く発信したい」と話していました。