全国育樹祭の式典で学生考案の「弁当」提供

ことし、福井県で開かれる「全国育樹祭」の式典で、県内の大学生たちが考案した弁当が、ふるまわれることになり、「ふくいサーモン」など県産の食材をふんだんに使った弁当を提供することが決まりました。

森を守り育てる大切さを呼びかける「全国育樹祭」が、ことし10月、44年ぶりに福井県で開かれます。
これに向けて県は、式典の出席者にふるまう弁当のメニューづくりを仁愛大学に依頼し、学生たちに考案してもらいました。
21日は代表の学生5人が県庁を訪れ、「ふくいサーモン」や「いちほまれ」など県産の食材をふんだんに使った2種類の弁当について説明しました。
そのあと、県の幹部や学生など11人で試食し、おもてなしをする上で華やかさがあるかや、テーブルがない場所でも食べやすいかなどをポイントに投票を行った結果、「ふくいサーモン」のちらし寿司や、「里いもの煮っころがし」など、6品が入った弁当が選ばれました。
県によりますと、学生たちが考案した弁当は、式典に招待された約2000人に提供されるということです。
仁愛大学健康栄養学科2年の臼井七海さんは、「福井は何もないと思われがちですが、この弁当が、県外の方が福井の魅力に気づくきっかけになってほしいです」と話していました。