福井市 全天候遊び場 来春完成へ

福井市は、市の中央公園に整備を計画している、天候に左右されずに楽しめる子どもの遊び場について、当初の計画より1年遅れて来年春までに完成させる方針を明らかにしました。整備費は約2億4000万円で、当初の1.5倍に膨れ上がる見込みです。

県は、すべての市と町に天候に左右されずに楽しめる遊び場の整備を進めています。
このうち福井市では、中央公園の東側の約950平方メートルの敷地に人工芝を敷いた屋根付きの遊び場を整備し、障害のあるなしや年齢にかかわらず誰もが楽しめるすべり台やブランコなどを設ける計画です。
福井市は当初、今年度中の完成を目指していましたが、特殊な形をした設計だったことから2度にわって業者の応募がなく、入札が成立しませんでした。
設計を見直すなどした結果、3度目の入札で整備する業者が決まり、4月から工事が始まる予定です。
完成は、当初の計画より1年遅れて来年春になるということです。
整備費は約2億4000万円で、資材価格の高騰などにより当初の1.5倍に膨れ上がる見込みです。
福井市公園課は「まちなかでも小さい子どもから大人まで自由に遊べる場を整備し、市民だけでなく観光客にも楽しんでもらえる場所にしたい」としています。