市民の健康づくりへ 越前市と大手分析機器メーカーが連携協定

体内の老化物質を計測する機器を使って市民の健康づくりに役立てようと、越前市と大手分析機器メーカーが連携協定を結びました。

この連携協定は越前市と京都市に本社がある大手分析機器メーカーの「島津製作所」が結んだもので、19日は山田市長とメーカーの山本靖則社長が協定書を交わしました。
具体的には、メーカーが開発した指をさすことで体内の老化物質を5段階で計測できる機器で、市民に定期的に計測してもらいます。
その上で、血圧や筋肉量、握力などのデータとあわせて分析することで、生活習慣や食生活などの改善を働きかけるものです。
市はメーカー側からあわせて3台の機器の提供を受けて、ハピラインの武生駅前にある商業施設に設置するほか、健康づくりをめざす市内の企業にも貸し出すことにしています。
越前市市民福祉部の出口茂美部長は「機器を使うことで高齢になって介護を受ける状態になる前に、いまの段階から健康に留意してもらいたい。機器を使えば健康づくりのいいきっかけとなる」と話しています。