県営体育館と県営球場の命名権売却へ 買い手企業の募集始める

スポーツの振興などの財源確保につなげようと、県は、福井市にある県営体育館と県営球場の愛称をつける権利を売却することを決め、12日から買い手となる企業の募集を始めました。
県が保有する施設の命名権の売却は初めてだということです。

県が命名権の売却を行うのは、福井市福町の「福井運動公園」の中にある県営体育館と県営球場の2つの施設です。
企業が対価を支払って公共施設の愛称に社名や商品・ブランド名などをつけることができる「ネーミングライツ」と呼ばれる手法によるもので、県が保有する施設で行うのは初めてだということです。
県は、ネーミングライツ料として、県営体育館で年間300万円以上、県営球場で年間200万円以上を支払うことができる企業を条件としていて、契約期間の長さや地域貢献の実績なども選定の際に考慮するとしています。
募集は12日から4月12日までで、県スポーツ課は「売却で得た財源をもとに、県内のスポーツ振興や公共施設の改修の費用などにあてていきたい」としています。